
こんにちは。
現代社会の重いお荷物、楽々です。
そんな軽々しい言動で社会に迷惑をかけるワタクシはともかく、Windows10を軽くしたいと悩む方が多いと思われる今日この頃。
そんな悪しきOSと、どう向き合っていくべきかを考察して参ろうかと。
Window10が重いのはなぜ
「パソコンが重いんだけど」という質問を受けるのは、社内SEの宿命。
ベンダーにいた頃は、自力で調べて何とかするのが当たり前と思ってました。でも、一般企業に勤める多く方々は「パソコン重い→壊れた→何とかしろ」と、社内SEにぶん投げます。
特にWindows10が入ってきてからは、そんな無理ゲー要求が顕著。
愚痴はともかく、Windows10がなぜ重いかといえば、マイクロソフト様が余計な機能を入れているからに他なりません。我が道を行くマイクロソフト様の視線に、苦しむ一般市民の影は一切ないです。
「Windows使いたいなら必死でついて来い」
そう暗に叫んでいる気がしてならない、マイクロソフト様。彼らの横暴ぶりに抵抗するため、以下の記事が少しでもお役に立てば幸いかと。
Window10を軽くするには
Windows10をサクサク快適に使う方法を知ってるなら、とっくにノーベル賞をもらってるところですが、少しでも重さを回避する方法でよければ、私がよくお教えするのは以下の通り。
データを保存しすぎない
「パソコン重いんだけど」と聞かれて飛んで行ってみれば、散らかってるデスクトップが眼前に飛び込んでくるのは9割9分くらいの確率。名手の守備率もビックリの数値ですよ。
「そりゃあデスクトップ散らかってますもん」
と注意するも、
「そんな時間ねえんだよ」
と逆切れされるのも日常茶飯事。
散らかっている机の上で仕事がしづらいという論理と同じことなのですが、それをパソコンという仮想空間に置き換えられないのが、一般ユーザーという存在。
ほぼ愚痴になりましたが、PCの中にデータを保存するのはなるべく避け、共有サーバ等を利用することを心がけましょう。ローカル保存の危険さを訴えたいので、下記も参考にして頂ければと。
ディスククリーンアップ
どうしても自分でお掃除したくないということであれば、せめてシステムで出来る掃除を指示してあげましょう。
PC→Cドライブ右クリック→プロパティと進むと、ディスククリーンアップという項目ありますので、これで掃除してあげてください。しばらくこれをやっていないと、かなり時間がかかります。場合によっては数時間かかるかも。
ディスクデフラグ
いらないものを片づけたら、棚やら机の中など、然るべき場所にしまってあげますよね。これをPCに置き換えると「ディスクデフラグ」という作業がこれにあたります。
コルタナさんに「ディスクデフラグ」と聞いてあげれば、あっさり出てきてくれるはずのですので、あとは「最適化」ボタンをおしてあげてください。
パーティションを分割する
台所に事務作業用のノートやらペンがたくさん置いてあったら、お料理や皿洗いがジャマで進まないのは、おそらく小学生でもわかるかと。
これをパソコンに置き換えると、システムを動かす為のデータが保存してあるCドライブに、事務作業用のエクセルやらワードのファイルが置かれている状態。
つまり、お料理(システム動作)は台所(Cドライブ)で、事務作業(ワード・エクセル)は書斎(Dドライブ)でやりましょうということ。
こうしてお部屋を分ける作業はPCにおいては「ディスクパーティションの分割」というものにあたりますが、部屋の仕切りは業者さんにお願いする大掛かりな作業になるように、PCでそれをやるのは少し複雑な作業になります。
スタートボタン右クリック→コンピューターの管理→記憶域→ディスクの管理と進んでいくと、下のような画面に辿り着きます。
上記画像が、台所(Cドライブ)と書斎(Dドライブ)が分けられている状態ですが、はじめはCドライブしかないと思われます。それをCとDに分ける方法は、今はちょっと時間がないので省略。
クリーンインストールする
最終手段、OSを入れ直す。つまりお家のリフォーム。
時間がエラいかかるので、あんまりやりたくないです。
メーカー保守を依頼する
OSを入れ直してダメなら、たぶんハード的にダメになっている、つまりお家の骨組みがボロボロになっています。
こうなると、メーカーの保守が効く期間であればパーツの交換、メーカーの保守が切れているならPCを買い替えるしかないです。
これはお家の立て直し、お家を新しく買う作業に等しいですかね。
Window10のアップデートを控える
焼け石に水かもしれない方法をご紹介して参りましたが、もうひとつ、これだけは絶対に避けて欲しいというか、覚えておいてほしいことがございます。
それは「Windowsアップデート」です。
アップデート後は動作が重くなる
Windows10になってから、大型のアップデートが頻繁になされるようになりました。機能更新とセキュリティ向上とマイクロソフト様は謳っておりますが、大型アップデート後はとにかくPCが重くなります。
大型アップデート後はマニアックな機能、つまり一般市民にとって余計な機能な追加される傾向があり、それが動作を重くする一因となっています。
私の会社PCは、以下スペックにてWindows10を操業しておりました。
・CPU Core i5 第5世代
・メモリ4G
会社の方針で、止む無く大型アップデートをせざるを得ないことに。バージョンを「1607」→「1803」に上げたところ、途端に動作が重くなりました。
とりあえずメモリを8Gに増設することで、多少マシにはなりましたが⋯⋯。
CPUを新しくすることが必須か?
PCの脳みそにあたるCPUは、毎年のように刷新されています。

大事なのはCoreだけではなくて?
今、この駄文を連ねているPCは、コアi5の第7世代(7300の部分)。CPUというと、コア数が目に行きがちですが、世代もかなり重要。同じコア数でも、新しい世代のCPUは処理能力が全然違います。
これはつまり、WIndows10をアップデートすると、CPUも新しくしなければ、満足に動作しないことを示唆しているのかと。
CPUを取り換えるのは、一般市民にとっては大変険しい壁。マザーボードの相性なども考えなければなりませからね。
そうなると、PCそのものを買い替えるしかないでしょうか。買い替えるように仕向ける為、PCメーカーとマイクロソフト様との忖度が十二分に感じられてしまいます。
とにかく、むやみやたらとWindowsアップデートをかけることは、いろいろな意味で危険です。PCを重くしたくないというのであれば、なるべくWindowsアップデートは止めておきましょう。
Windows10のサポート
とはいえ、アップデートしないとサポートしないよとか言い張るマイクロソフト様。
各バージョンのサポート期間は以下の通り。
1507:終了
1511:終了
1607:終了
1703:終了
1709:終了
1803:終了
1809:2020年5月12日
1903:2020年12月8日
細かすぎる!
もっと一般市民にやさしいOSを作ってくれる、第三の組織の誕生が待たれるばかりです。