
こんにちは
一応、社内SEやってる楽々と申します。
社内SEとはどんな仕事なのでしょうか。それは、あーだこーだ説明するより、現役として日々やっていることを書き綴った方が、リアルな姿が見えるかなと思いまして。
社内SEを目指している方の参考になればと思います。
※社内SEを目指している方は、以下の記事もオススメです。
現役社内SEの一日(20XX年2月7日 AM)
経理と社内SEは切っても切り離せない関係にあることを、ひたすら考えさせられた一日でした。
8:30-9:00 システム管理
ビジネスチャット追加アカウントの申込書対応。
社判を押す必要があるので、すごく面倒なヤツです。やり方を新人君にレクチャーします。
本当に何とかしてほしいこの手のフロー。1千万クラスの大口の契約を交わすなら別ですけど、月額5千円程度の追加申し込みに社判って⋯⋯。
9:30-12:00 資産管理
持出専用パソコンの発注をしてました。
この作業も外注化しないのかと、よく上長に突っ込まれますが、外注した際にどれだけ効果があるのかが疑問。
月に数台ほど要請がある端末だし、回線の契約関連は複雑な面もあるし、単純作業化するのが大変。私自身が単純作業に落とし込めていないところもありますが⋯⋯。
今後、テレワークの需要も拡大するでしょうし、SIMフリーパソコンもメール一発で全ての事が済むような体制を作れないか、検討する必要がありそうです。
9:45 問い合わせ1件目
ポータルサイトに、クラウド上(SaaS)のシステムのURLが貼り付けてあるんですが、ポータルサイトが使えない人(BPさん等)が、それらを使うには、どうしたらよいかと。
それについては、マニュアルがあるんですけどね……。
電話で聞いちまった方が早いというのは、アナログチックな考え方。今の時代、目で見て確認できるツールが溢れているのです。
電話は他人の時間を占有してしまう、最後の手段に近いツールなのです。
現役社内SEの一日(20XX年2月7日 PM)
午後もお金に絡む話が続きます。
13:00-13:30 資産管理
需給の芳しくないデスクトップパソコンの価格が決まったので、稟議書の修正やら発注書の作成をしました。
年度末は必ずといっていいほど、パソコンの発注関連でバタバタします。
インテルがんばれ。
っていうか、何とかしろ。
パソコンがあって当たり前の世の中になってしまっては、そう叫ぶしかないんです。ひと昔じゃ考えられない現象ですね。
技術の進化って、人間の欲求のレベルを引き上げるのが本質だっと思ってます。とっても恐ろしい一面があると、危惧しています。
14:00-15:00 請求管理
スマートフォンの請求処理。
経費の内訳を調べるのも、内勤部門である社内SEの大事なお仕事です。
イヤでも経理的な知識を覚えてしまうのも、社内SEあるあるかなと。それはウチの会社だけ?
15:00-16:30 資産管理
スマートフォン関連の打ち合わせ。
1000人以上の規模を持つ企業で法人向けの携帯を契約するなら、恐らく某三社に限定されると思います。
弊社は主に〇太郎の会社様にお世話になってますけど、ある支社は仕事のお付き合いの関係上、キノコの会社様と契約を継続したいとのことで。
料金や管理体制統一を図る意味で、キャリアを分けるのはどうかと思いますが、事業に支障をきたすわけにもいきませんしね。
16:30-17:00 システム管理
ビジネスチャットのアカウントのことで、ベンダーに問い合わせていました。
契約しているアカウント数よりも、使えるアカウント数の方が多くなっているのです。
これは何ぞやと、ベンダーに確認したら、今まで少ないアカウント数で請求していたとのこと。だから来月は、その超過して使ってた期間の料金を、まとめて請求しますとのこと。
経理からの目を気にする社内SE
何じゃそりゃ⋯⋯。
引継ぎの関係で、気付けなかったこっちにも落ち度はあるにせよ、こっちが指摘するまで放置してたってことですかい?
一時金の請求が来ると、経理からツッコミがきてイヤなんですわ。このお金はちゃんと稟議を通したモノなんですかと、いちいち面倒くさい。
内勤部門は、とにかく経費との睨めっこの連続なのです。
経理と社内SEは深い関係がある
経理というか、経費のことを社内SEは考える必要があります。
運用に専念している部隊は別として、企画はもちろん、調達に関わる業務をしていると、イヤでも経理様や役員様らの視線を浴びます。
こういう社内業務との絡みが切っても切り離せないので、社内SEは技術が身に付かないと言われるんでしょうな。
元ベンダーSEとしては、そりゃあ技術的なことに特化した仕事の方が合ってますけど、リソースに乏しい部署では、マルチタスクをせざるを得ないのが現状なのです。
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社内SEは、技術的に難しいことはなく、努力次第で誰でもできる仕事です。
「これなら自分でもできそう!」
「人の役に立ちたい!」
と思った方は、ぜひ目指してみて下さい。社内SEを目指すあなたを全力で応援します。