
こんにちは
他人と利益を絶対に共有したくない楽々です。
そんなケチなワタクシの性格はともかく、パソコン同士でデータを共有する、いわゆるファイル共有をしたいという場面は、多くあるかと存じます。
今回は、会社のパソコンを使ってファイル共有をする際に、起こりがちな事象の解決方法をご提示したく。
ファイル共有が上手くいかない
ファイル共有がしたいというのは、社内SEをしていてよくある問い合わせのひとつです。
「別のパソコンとフォルダを共有したいんだけど」
「パソコン買い換えたからデータの入れ替えをしたいんだけど」
まあ、いわゆる「ググレカス案件」ですな。

実際にググレカスとは言いませんが……
とはいえ、そんな程度のことが分かるだけで、パソコンめっちゃ詳しい人的な目で見られる社内SEは、やっぱりおいしい仕事。
ベンダー出身の方は、ぜひとも目指してみてはいかが。
さてさて、余談はさておき、会社のパソコンでファイル共有する時、起こりがちな事象にぶち当たりましたので、ご紹介したい次第。
ファイル共有が上手くいかない会社のPC
ベンダー出身SEでしたら、朝飯前というか、できないと仕事にならないファイル共有。
一般ピープルのためにそれを施して差し上げようとしたら、以下のエラーメッセージが。
このネットワークリソースを使用するアクセス許可がない可能性があります。アクセス許可があるかどうかこのサーバーの管理者に問い合わせてください。
あー、でてしまった……。
あまり見たくないこのメッセージ。出るとなかなかやっかいなヤツです。
基本的なところは見直してます
こうなるとグーグル先生を頼りにする他なく、調べをすすめていると
これとか

ネットワーク探索の有効
これ

共有時のEveryone設定
これらをやってください的な解決方法は腐るほどあるんですが、いやいや、そんなことはとっくにわかってるんですよ。
途方に暮れていた時、エラーメッセージの下部に以下のようなメッセージがあることに気づきます。
ドメイン参加しているパソコンの特性
出ていたメッセージはこちら。
ドメインが利用できないため、この資格情報ではサインインできません。デバイスが組織のネットワークに接続されていることを確認し、やり直してください。このデバイスで、別の資格情報を使用して最近ログインした場合は、その資格情報を使ってログオンすることができます。
ドメイン外のネットワークでパソコンにログインしようとする際、上記のようなメッセージが出るのはよくあることですが、ファイル共有時に出ることは初めてです。
その時、ドメイン参加しているパソコンが共有フォルダにアクセスする際は、Active Directory(AD)の認証情報を問い合わせに行くのがデフォルトの動きであることを思い出しました。
資格情報を入れてローカル認証させよ
対象のパソコン達は社内イントラネットの外で使っていて、ADには接続できない環境にありました。AD環境にないところで、必死にADに繋ぎに行こうとしていたので、そりゃあ無理って話ですよね。
で、何をしてあげればいいかって、AD認証をさせず、ローカル認証をさせてあげればいいってことです。
それを実現するには、資格情報マネージャーにて、共有させたいパソコンのIPアドレスやらユーザー名を指定してあげればいいのです。

資格情報マネージャーを活用
これでめでたく、ファイル共有が無事に完了しましたとさ。
ファイル共有が上手くいかない時は様々
ファイル共有が上手くいかない時は、様々な要因が考えられます。
今回、私がぶち当たった事象は、個人のパソコンではそうそうお見えになれないものかと思います。個人でドメイン参加しているパソコンを使うなんて、なかなかのマニアックというか、相当なキチガイというか……。
ただ、会社のパソコンを社外に持ち出し、LANケーブルを繋いでファイル共有をさせたいといった場面は、それなりにあるかと思います。
社内イントラの外で作業をされる時は、上述の事象にお気をつけ頂ければと。