
こんにちは
コーヒーはブラックに限るが、働き方はミルクがたっぷり入っていて欲しいと願う楽々です。
そんな矛盾だらけでワガママなワタクシはともかく、SESという業務形態で働き、酷使されることに悩む方が後を絶たないようで。
そんなSESは長く続けない方が良い理由を、実体験を通じた私がお届けします。
SESはブラック企業確定
SES(システムエンジニアリングサービス)を主体をする会社は、ブラック企業である可能性が高いです。
まあ、ほぼブラックです。
長く働いていても損するだけなので、3年経ったら辞めるのが大正解。
技術志向ならフリーランスになろう!
「技術は大好きだけど、安月給なのはイヤだ!」
という方は、3年以上IT業界で働いた経験を武器に、フリーランスに転身するのがオススメです。
これは経験さえあれば、簡単になれます。
詳細は下記。
ライフワークバランス重視なら社内SEになろう!
「IT業界で積んだ経験を糧に、楽な仕事がしたい」
という方は、3年以上IT業界で働いた経験を武器に、社内SEに転身するのがオススメです。
これは転職するのにコツが要ります。
詳細は下記。
SESで稼ぐブラック企業の特徴
SESで長く働く価値が無い理由を、詳述していきたいと思います。
SES(システムエンジニアリングサービス)とは?
IT業界において、クライアントに技術者を派遣する業務形態のことです。
大手Sierが受注したプロジェクトは、自社のリソースだけで完結することはほぼ出来ません。
下請け企業から人をかき集めて自社に常駐させ、出来るだけ安いコストでプロジェクトを回す意図があります。
SESの実態
っていうか、このサイトで書かれていることが全てです。
搾取型ブラック企業をつくろう! (超高速で成長するSES企業の経営戦略の一例)
私もSESで4~5年働いた経験がありますが、リアルな実態が書かれています。分かりやすさで言えば御サイトが神です。
SESで働くメリット
SESで働くメリットも無いことは無いです。
未経験者や低学歴でも簡単に就職できる
仕事に就きたくても就けない人たちの、受け皿になるのがSESを主体とする企業です。
Fラン大卒でIT業界未経験だった私ですが、いとも簡単に転職できました。
ただし、若いという条件は付きますけどね。
正社員の地位が得られる
腐っても正社員なので、ローンやクレジットカード作成の審査は通りやすいです。
特に、お家のローンを変動金利で安く組みたい場合、正社員として3年働いてますという実績を作りましょう。銀行は正社員という地位だけで、騙せますので。
フリーランスになってしまった後に新築を買おうとすると、ローンの審査が厳しくなります。組めてもフラット35等々、割高の金利で組まざるを得なくなりますので。
SESで働くデメリット
SESで働くデメリットは数知れないですが、個人的に代表的だと思うものを挙げます。
安月給で昇給もない
とにかく給料は安いです。昇給も微々たるものです。
年を取ったら使い捨てにされる
正社員だからといって、安定しているわけではありません。いつまでも働けると思ったら大間違いです。
35歳を超えたあたりから需要がなくなってくるので、会社から切られる可能性もあります。
技術力が評価されない
高い技術力を持ってクライアントに評価されようと、派遣元からしてみれば単なる現業要員です。
評価されるのは、クライアントと交渉する営業です。営業は社内との繋がりも深くなり、役員等の目にも留まりやすいので、下請けSierにおける出世コースになります。
口下手な技術者は、使い捨てにされる運命なのです。
SESを行う企業の地位
IT業界は多重請負構想を下に成り立っており、SESを行う多くの企業によって支えられています。
下図でいうところの「3次請け以降SIer」が、その対象となる企業であります。

図1. IT業界の構造
SESで働くということは、下層で仕事をするということ。つまり、待遇を改善するなら、上層へ登っていかないといけないのです。
SESから這い上がるためには
SESを主体とする企業の正社員でIT業界をスタートした方は、以下のようなキャリアを積むことが理想だと思っています。
①客先常駐案件(SES)で3年下積み。
②派遣やフリーランスに転身。効率よく稼ぐと共に、常駐先のプロパーとコネを作っておく。
③常駐先の大手企業の正社員として入社、若しくは個人契約を結ぶ。
目指すべきは、大手企業の正社員が理想。ただし、学歴社会を勝ち抜いた人でないと、その地位を得るのが厳しい。
それが日本という国であります。
学歴のないエンジニアの生きる道
学生時代に頑張ってこなかったエンジニア達は、技術力で認められるしかありません。
派遣元は技術力を認めてくれませんけど、クライアントは確実にそれを認めてくれます。
派遣元とのしがらみを取っ払えるのは、フリーランスという地位。クライアントとの繋がりを深くするにも、フリーランスという立場は非常に有効なのです。
技術力や精神力に自信がないのなら
とはいうものの、フリーランスの世界はそう甘いもんじゃありません。
技術力に特化した人は総じてヘンな奴が多いので、人間関係に悩まされることが往々にしてあります。
私もフリーランスを一時期経験しましたが、ヘンな奴に振り回されるのがイヤで、ドロップアウトしました。
そこで目指したのが社内SE。
なるのは難しい社内SEですが、なってからはとても楽です。
ライフワークバランスを大事にしたいと思う方は、ぜひとも参考にして頂ければと。