
ぶえのす・でぃあす(Buenos Dias)
中学生にも関わらずバルセロナにスカウトされたリオネル・メッシには、どう足掻いても届かないと嘆く楽々です。
そんなどうにもならない壁の存在に嘆く私はともかく、だれにも一度でいいからスカウトを受けてみたいと思うはず。
しかし、そんな「スカウト」という言葉を悪用する企業が後を絶ちません。今回はスカウトメールなる存在の本当のところを突いていこうと思います。
スカウトメールはウソである
転職サイトでよく見かけるスカウトメールサービスなるもの。こんな僕・私でもスカウトされることがあるんだと、希望の光が差し込むように思えますが、騙されてはいけません。
スカウトメールは真っ赤なウソです。
実質はダイレクトメールと一緒
スカウトと聞くと、あたかもその企業が自分を欲しがっており、面接も確約、そして就職まであっさり進むようなイメージが浮かびます。
しかし、実態はダイレクトメールと一緒であり、それが届いた時点で面接の確約なんかあり得ません。
求職者の年齢や現住所など、おおまかなプロフィールを機械的に拾い、システムの自動配信を使って求人情報をばらまいているに過ぎません。
ブラック企業の可能性あり
むしろ、スカウトメールなどと称した求人をばら撒く企業は、ブラックである可能性が高いです。

騙されて入社してしまった⋯⋯
まともな手法では人が集まらないから「スカウト」などという甘い言葉で誘い、何としてでも入社させてこき使ってやろうという意図が見え見えです。
特に、同じ会社から何度もスカウトメールと題した求人が届くようだと、ブラック度はさらに高まります。私のメールボックスにも週1のペースで同様のメールが来ますが、もうスパムとなんら変わりありません。
本当のスカウトメールが来る人
そもそも本当のスカウトメールが来るような優秀な人は、とっくにヘッドハンティングされているはずです。
己の人脈で条件の良い仕事を見つけてる
本当に優秀な人は、転職サイトやらエージェントを頼らず、自身の人脈を生かして良い条件の仕事を見つけてくる、独立して会社を立ち上げるなどして、その地位やら条件を高めています。
若しくは出世競争に勝ち抜き、転職をせずとも満足いくポジションを得ている可能性が高いです。
ハイエンド型のサービスを使ってる
少なくとも優秀な人であれば、管理職を募集するハイエンド型の転職エージェントサービスを利用するはずです。どこの馬の骨とも分からぬ輩が集まる一般的な転職サイトなど、見向きもしません。
本当の意味のスカウトメールとは、管理職になれるような人に来るものです。技術職やら事務職のスカウトメールなど、完全な嘘っぱちです。
スカウトメールなんか来るわけない
何で俺の年収はこんなに低いんだ、何でスカウトが来ないんだと嘆くあなた。では、あなたの経歴はどんなもんですかと。
Fラン大卒ではありませんか?
就職浪人してませんか?
入り易い中小企業を選びませんでしたか?
ストレートに一部上場のホワイト企業に入り損ねた日本人の年収は、350万程度が関の山です。学歴によってフィルターをかける謎のシステムが日本にある以上、その現実は如何とも避けられないのです。
学生時代に勉強もせず能天気に過ごしていたツケは、一生安月収でこき使われる運命にあります。そこからどうしても逆転したいなら、努力するしかないです。
それを可能にするのは、技術を磨くしかありません。IT業界であれば、自分の志次第で稼げる額が決まるといって過言ではありません。
人生やり直すなら、早めの決断が必要ですぜ。