
Hej(はい)
世界で最もゴミの量が多いのは、デンマークだったことに驚きを隠せない楽々です。デンマーク民にはきれい好きが多いのか、それとも浪費家が多いのでしょうか。
さて、そんな捨てる意識の高い北欧民の心中はさておき、年の瀬やらWindows7のサポート期限が迫る昨今。パソコンを捨てることに困惑している方が多いのは、間違いないかとご察しします。
今回は、パソコン廃棄業者の安全性、パソコンを捨てる前にやっておくべきことを鮮明にしていこうかと。
パソコン廃棄業者は安全か?
結論、パソコンなどの情報機器を廃棄する業者に、安全なところはないと思った方がいいです。

基本、怪しいところばっかり
たとえその業者の企業規模が大きかろうが、実務を行うのは下請け企業であり、経歴の怪しい人間が手を下しているのは間違いないでしょうから。
情報機器廃棄の際における情報漏洩を防ぐなら、ある程度のことは自分自身、もしくは会社自身で責任を持った方がいいでしょう。
例えば、ハードディスクは物理破壊してから捨てるとか、絶対に読み出しが不可能とされる状態を目視で確認するべきです。企業であれば、破壊後のハードディスクを写真で撮っておくなり、証拠を残しておくのが然るべき運用なのでしょう。
パソコン廃棄業者の不正行為
2019年12月6日、神奈川県庁の保管していた個人情報が、ハードディスクを処分する過程で漏洩したことが発覚し、どエライ事態になりました。
同庁は富士通の関連会社に処分を依頼していたようですが、実際の作業に携わっていたのはブロードリンクという会社。
業界最大手でも信用ならない
私の会社も同社に情報機器の廃棄を依頼しており、他人ごとではないと焦っておりましたが……。

え、オタクがやらかしたの?
さて、私情はさておき、ブロードリンク社は大手企業の数々を取引先にしており、この手の業種では最大手と言っても過言ではないかと。
そんな企業ですら、このような不正に手を染めてしまう輩がいるんですから、まったくもって廃棄業者というのは信用ならんわけです。
パソコン廃棄する前にやるべきこと
とにもかくにも、廃棄業者を全面的に信頼するのはリスクが高すぎます。本当に真面目にやっている業者にとっては、大変失礼な話なのかもしれませんが。
2020年1月にWindows7のサポートが終了。それを機にパソコンを入れ替えようと思う方は多くいらっしゃるかと思います。そして、要らなくなったパソコンは捨てようと思うのは、当然の流れかと。
同時に、クレジットカード情報、各種サイトのログイン情報、家族の写真など、重要な個人情報をパソコンに保存されているのも常かと存じます。
データは復旧できる
パソコンに保存していたデータは、ごみ箱に入れて空にする、ディスクをフォーマットする等の作業をしたところで、完全には消えません。詳細は以下をご参考下さいまし。
データ復旧ソフトやらサービスを使えば、消したはずのデータを取り出せてしまう可能性があるのです。
ハードディスクを壊して捨てるべし
ではパソコンを廃棄する際、保存していたデータを第三者に見られたくない場合は、どうするべきでしょうか。
ハードディスクを物理的に破壊し、データの読み出しが出来ない状態にするのがベストですが、個人でそれを行うには、なかなか敷居が高いです。

素人がドリルを使うのは危険
そこで利用したいのが、ビッグカメラのハードディスク破壊サービスですね。目の前で壊す様を確認でき、壊れたハードディスクもその場で返却してくれます。
いずれにせよ、パソコン(ハードディスク)を捨てる前には、自分の目でデータの読み出しが不可能と確認すべきかと。その上で、廃棄業者に依頼することが、情報化社会と呼ばれて久しい現代のスタンダードなのではと、僭越ながらご意見させて頂きたい次第。