
Hola(おら)
1週間あたりの平均労働時間が45時間というメキシコでは、ぜったいに働きたくない楽々です。
日本の1週間あたりの平均労働時間は36時間。先進国では9位とのことで、上には上がいるもんだと、感心すると共に戦々恐々する次第。
それはさておき
勤勉なイメージの日本で問題になっているのは、生活残業というワード。
無駄に残業をし、企業の売り上げを貪る輩を懲らしめる為、効果的な3つの対策をご紹介して参りましょう。
生活残業で効果的な対策3選
生活残業とは、生活費として残業代を稼ぐため、意図的に残業すること。日本における長時間労働の原因は、実はこれにあるという話もあります。
そんな企業の寄生虫にも等しい存在を駆逐するためには、経営側も多少の身を切る覚悟を持たなければならぬと思うわけで。
①残業減らした分はボーナスで還元
残業が少なく、効率的に仕事をする社員は、正当に評価されるべきです。

仕事できる人が評価されるべきです
基本給ベースで調整することが難しいのであれば、ボーナスで還元するのが効果的でしょう。
残業少なくなると、結果的に年収が増える。逆に残業多くなると、結果的に年収が減る。それが分かれば、社員は必然と残業減らすことに奔走するでしょう。
大手企業では、アルプス電気がこれに取り組んでおり、世間から高評価を受けているようで。
②資格取得で基本給アップ
会社の為になる自己研鑽は、きちんと評価されるべきです。資格取得を推奨する企業は多くあることでしょうが、それに対する恩恵がどうにも甘い気がします。
資格代支払います程度では効果薄く、会社からイヤイヤ取らされている感が強いです。
資格撮ったら基本給上げますよくらいのことをしないと、社員の気持ちは動きません。
③管理職を早く帰らせる
長時間労働こそ美徳という雰囲気が、社内に蔓延していないでしょうか。
特に管理職が帰らないと、残業しなきゃいけないんだと、下の社員は思うのはサルでも分かります。
管理職をとっとと帰らせ、残業は悪だという空気を醸し出しましょう。
生活残業をやめられない理由
生活残業とやらを実施してしまう背景は、生活に困っているからに他なりません。
会社の為、身を粉にして働く社員の気持ちを、改めて考えてみましょう。
生活が成り立っていないから
残業代をあてにして、ローン返済やら借金返済に奔走している人は、珍しくありません。私もそうですから。

だって金ないし!
妻子ある立場の人にとって、残業代は最後の頼みの綱であるのです。
基本給が安いから
残業代を生活費の足しにしなければならない、と思うのはなぜか。もらえる給料のベースが低いからに他なりません。
昇給の見込みもなく、評価制度も曖昧な環境においては、さらに社員のモチベーションは下がります。
要領がいいから
実のところ、仕事が出来る人が生活残業をするんです。基本給が安く、昇給しても微々たるものと分かっていれば、効率良く稼ぐには、残業が一番。
仕事の出来る要領の良い人は、一番稼げる方法の最短を進みますから。むしろ仕事が出来ないで残業する人の方が、一生懸命で可愛げがあります。
要領の良い人が生活残業する道を選ぶ。ということはつまり、企業の体制に大きな問題があるということだと思うわけで。
生活残業の問題点
生活残業する側にもそれなりの事情があるとはいえ、それを易々と看過するわけにはいきません。
生活残業を見過ごすことは、企業にも従業員にも様々な問題を及ぼします。
モチベーションの低下
職場の中でダラダラと仕事をし、残業をするような人がいては、しっかり仕事をこなして早く帰るような真面目な人がやってられなくなります。

何でアイツの方が給料高いんだ!?
颯爽と仕事を終え、効率良く定時で帰る人の給料が低くなるような逆転現象。こんなことがあっては決してなりません。
仕事の効率化を阻害
働き方改革が叫ばれる昨今ですが、生活残業なる行為を認めては、いつまでたっても効率化とは縁のない組織のままです。
残業代を貪る寄生虫のような社員を野放しにしては、減らすべきコストは一向に下がりません。
生活残業する人の末路
突如として訪れた働き方改革の憂き目にあうのは、生活残業をする輩です。効率化のジャマになる社員は、真っ先にリストラの対象になります。
自業自得。
ざまあみろと。
しかし、生活残業を染みつけたのは、基本給が安くて残業代がしっかり出るという制度がある企業側にも責任あり。
無駄な残業をさせる仕組みや風土があるということは、社員の可能性やら将来をも奪うことに等しいのです。
生活残業の対策まとめ
残業を減らせば給料が増えるということを、社員に意識づける。これが、生活残業を根絶やしにする第一歩となるでしょう。
生活残業する社員が多くて困っているという企業。それは結局のところ、企業側に甘く、社員側を厳しい環境に身を置かせている結果なのかもしれませんね。