
おはこんばんちわ。人生舐め続けて30年以上の楽々です。
そんなふざけた生き方をして世の反感を買う私ではございますが、激務と言われるIT業界のエンジニアを、5~6年は真面目に取り組んだ経験があったりするわけで。
ただね、やっぱ思うことは「真面目」に生きることは損だってことですわ。
ネットワークエンジニアの適性年収はウソ!
IT業界で働くエンジニアの方でしたら、必ず「炎上プロジェクト」やら「デスマーチ」といった案件に遭遇されているはず。
だいたいそういう案件で痛い目を見てるのは、多重請負構想の下部にいる3次~4次請け、さらにそれよりも下のエンジニア様方。
上層部にいるダメPMのヘタクソな仕事捌きの尻拭い。それが主な業務内容と言っても過言ではないでしょう。
ホント、日本にはクソみたいなPMばかりですわ。大手Sierのプロパー様には、勉強だけは出来るけど仕事は出来ない人間としての欠陥品しかおらんのかい!
⋯⋯失礼しました、そんなどうにもならない画一的教育の弊害を嘆いていても仕方がないわけで。
とにもかくにも、エンジニアに限らず、やはり適正年収なるものは気になる存在かと。
ネットワークエンジニアの適正年収
私、楽々はIT業界にいた頃、インフラ系のエンジニア、とりわけネットワークエンジニアと呼ばれる業務をこなしていたわけですが、ネットワークエンジニアの神、そして天敵でもあるCisco様が、彼らの適正年収を以下のように公表しておられます。
取得資格/業務経験/年収
CCIE/4年以上/645 - 900万円
CCNP/3年以上/496 - 701万円
CCNA/2年以上/404 - 578万円ネットワークエンジニア適正年収 by Cisco
さてさて、これが他の業界と比べて高いのかは分かりませんが、これを見た楽々はこう思ったわけです。
「は? CCNP持ってるし、業務経験5年もあって年収400万いってませんけど!?」
この抑えきれない怒り、どうしてくれよう。
巷の適正年収とは大手の基準?
正社員として雇われたものの、派遣やら請負で客先に常駐して仕事をするのは、IT業界の中小企業で働く者の掟。
ある程度経験を積んでしまうと、客先の若手社員の教育係なんかもやらされたり。
私も客先の若手女子社員様の教育係というか、OJTというか、とにもかくにも下に付けて案件を手伝ってもらったことがありまして。
そんな折、若手社員の方と年収の話になり、私の基本給を伝えたところ、彼女は愕然とした表情で口を開き、こう言いました。
「(そんな会社)辞めた方がいいんじゃないですか?」
結局、彼女がいくらもらっているかは聞きませんでしたが、少なくとも、当時の私よりは多くもらっていることだけは間違いなかったでしょう。
「何でワシよりたんまり稼いどるヤツに、仕事を教えてやらなアカンのか」
そんな理不尽ぶりに極度怒りを覚えたわけですが、これが日本社会の崩されざる仕組みということですな。
大手新卒入社のレールから外れたものは、安月給で擦り減らされる奴隷になる運命だという。
つまり、巷で流れる適正年収はウソというわけではありません。大手ホワイト企業様の基準からすれば、極めて適性と言えます。給料が安いと嘆く末端のエンジニア様は、ブラックな会社に入ったこれまでの自身の経歴を恨むほかありません。
ネットワークエンジニアの現実
客先常駐させるしか能がない、または自社開発ができるほどのノウハウが無い中小のSierは、資格や技術力をまったく評価しません。
評価されるのは常駐先の増員に貢献するなど、営業できる人です。
どんなにスキルが高かろうが、中小Sierは技術者の細かい仕事内容を見てる余裕なんかありませんので、IT経験などは関係なく、会社の利益に直結する営業さんが高評価の対象となるわけですな。
とはいえ、
「客先に頭下げる営業なんかコミュ障のオイラにはり~む~(無理)」
なんて人がITの技術者さんには多いことでしょう。
私もそうですし。
それでは、底辺で汗水たらして働く口下手なエンジニア達は、ひたすら奴隷のような待遇に耐え続けなければならないのでしょうか。
ネットワークエンジニアの進むべき道
結論、そんなことはありません。
中小Sierの正社員で、3次請けの客先常駐などをやっている技術者さんは、3年ほど経験してある程度のスキルを身に付けているのなら、とっとと辞めるのが正解。
私も結局4~5年使い倒されましたが、お家のローンを組んだ瞬間に辞めました。腐っても正社員なので、3年ほど続けていれば銀行さんの審査もすんなり通り、金利の安い変動金利で組むことも可能です。客先常駐正社員のメリットと言えば、各種ローンが組みやすくなることくらいでしょう。
高収入を目指すなら
客先常駐正社員で安月給に悩まされているなら、フリーエンジニアになるという手があります。
私も少しの間その経験を積みましたが、よければ下記をご参考ください。
決して楽ではありませんが、技術と気の強さに自信のある方にはおススメです。
ライフワークバランスを充実させるなら
「仕事がキツくてやってられん」
「給料安くてもまったり仕事ができればいい」
そんな思いにひたる方々は、社内SEを目指すべきでしょう。いちおう、現役社内SEのワタクシが通った道でよければ、下記をご参照のほど。
仕事自体はとっても楽ですけど、なるにはなかなか厳しい壁が待ち受けます。
同業他社への転職は絶対NG
間違ってもやってはいけないことは、同業他社への転職です。つまり中小Sierで客先常駐しか能のない会社への転職。
結局、どこへ行っても同じですから。
とにもかくにも、3年以上客先常駐で酷使されている方は、それを続けていても明るい未来はありません。
賢い生き方を選択しましょう。あなたが奴隷になる義務なんてないんです。
日々、安月給でブラック体質な3次請けSierで疲弊するベンダーエンジニア諸君。この世知辛い日本を生き抜くのに大事なことは真面目に働くことじゃないですよ。ずる賢さを身に付けることです。