新卒の管理部門配属は出世できないのか

 

こんにちは

いつかは世界全土を管理したい楽々です。

つまりは世界征服などと妄想癖の止まらないワタクシはともかく、企業の管理部門とはどうにも立場の弱い存在であることは、共通認識と存じます。

今回は、管理部門に所属される意味をつまびらかにしていこうかと。

 

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新卒が管理部門に配属される意味

新卒で管理部門に所属された場合、ぶっちゃけた話、期待されていないと思った方がいいでしょう。

管理部門は実際にお金を稼いでくる部門ではないので、軽視されるのが日本の相場。

出世しやすい部門

日本の大企業においては、最初の配属先で出世コースが決まっているとされます。

出世や高給取りに有利なポジションとは、以下の順になっているかと存じます。

①営業・企画部門

最前線で顧客と折衝し、仕事を取ってくる営業部門。または経営戦略を立て、会社としての道筋を明らかにする企画部門。

これらに属する部門が会社のコアとなりますので、当然、期待された人材がここに集まってきます。

営業や企画に若いうちから携われるということは、出世が約束されているといって過言ではないでしょう。

②技術・開発・現業部門

営業が取ってきた仕事を消化する現業部門は、社内で最も人が割かれるところです。

建築業界では現場の施工管理、飲食・アパレル業界では店舗の経営といったところで、その業界の顔となる業務をこなします。

最初は現業で業界を知ってから、経営企画に携わるというパターンもありますが、大企業においては部長止まりになるのが大半のようです。

③管理部門

実務から間接的に発生する経理、人事、及び社内の備品調達。いわゆる庶務をこなすのが管理部門。

いわゆるコストセンターになりますので、出来るだけ人を割きたくない部門。必然的に給料も抑えられてしまいます。

 

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管理部門に配属される新卒とは?

学歴社会と呼ばれて久しい日本。大企業に入れるかどうかも学歴で決まり、さらには大企業に入ってからも所属先も学歴で決まるとされています。

メガバンクにおいて、営業部門に配属される人は東大卒であり、管理部門に配属されるのは早慶卒と、学歴による振り分けがなされている模様。

個人の希望や適性などという点はまったくもって無視。日本の人事にそれを見分けるスキルもなければ、時間もありません。そういう意味では、学歴とは大変便利なステータスなのです。

 

この大学なら、社員1万人規模の企業では管理部門、社員千人規模の企業では営業部門

このフィルターの存在を見極め、就活生諸君はやりたいことと給与のバランスを考慮した上で、入る会社を選びましょうね。

 

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管理部門の存在意義

私もかつては現業部門でSEやらエンジニアと呼ばれる仕事をしていましたが、今は社内SEとして管理部門で仕事をするに至っています。

 

私はFラン大卒なので、出世競争とは無縁の万年平社員確定の人材。大企業に新卒で入社された方々の苦労を身に染みて理解できる存在ではありませんが、管理部門とは何かと特殊なところだという点は大いに感じている次第であります。

「この書類って何の意味があるの?」

「こんなにいっぱいハンコ押して何が嬉しいの??」

スピード命の現業部門にいた身としては、その腰の重さへの理解に苦しむところが多々あります。自らの存在意義の為に無駄な仕事を創造していると言われてやむなしと、己の立場の後ろめたさに半ば諦めを感じています。

多くの無駄を省くで存在意義を示したいとささやかながら渇望し、日頃の業務にあたって参りたいと存じます。

 

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