
こんにちは。
現役バリバリで社内SEをやってる楽々と申します。
私は下請けSierで客先常駐され、こき使われるだけの下流インフラエンジニアでした。
しかし、IT業界の転職事情を調べ尽くし、コツをつかんだ私は、超難関とされる社内SEの正社員になることができました。その経歴が気になる方は以下をご覧ください。
今回は「客先常駐の下流エンジニアが、社内SEに転職する方法について」お教え致します。
そして、これからご紹介する話は、現役社内SEならではの視点から編み出した超難関とされる社内SEになるための裏技といえます。
安月給、長時間労働で苦しんでいる客先常駐エンジニアの方々にとって、必見の内容です。
社内SEになるのは難しい!
SES、いわゆる客先に常駐しているエンジニア方々は、こんな悩みを抱えていますよね。
客先常駐エンジニアたちの苦痛の声
「毎日終電帰りが辛い」
「いつも休日出勤ばかり」
「給料が全然あがらない」
「会社がまったく評価してくれない」
私も客先常駐エンジニアで、上記のようなグチをいつも吐いてました。なので、その気持ちはよく分かります。
働けども働けども、その努力がなかなか報われないのが、SESという形態で働くITエンジニアなのです。
社内SEになりたい!
ベンダー側にいる人が「社内SEになりたい!」という声をよく聞きます。
「社内SEって楽そうだよな~」
「オレもお客さんになりたいな~」
たしかに、毎日終電やら深夜残業している客先常駐エンジニアに比べたら、お客さんである社内SEって楽そうに見えますよね。
ハイ、私もそう思ってましたw
IT業界経験者は社内SEにすぐなれる?
そしてこれらもまた、誰もが思うことです。
「社内SEなんて、技術はいらないんでしょ?」
「ベンダーでこれだけ経験があるオレなら、簡単に拾ってもらえるだろ」
たしかに、ITに詳しくない人を相手にし、技術的なことはベンダーに任せきりの社内SEって、IT業界経験者なら重宝されるように思いますよね。
ハイ、私もそう思ってましたw
ただ、それは勘違いです。
悲しいことに、あなたの磨いてきた技術や経験は、社内SEになるための武器にはならないのです。
社内SEになるのは難しい!
結論として言いたのは、中途で社内SEになるのは、
とても難しい
ということです。
プロマネなどの上流工程の経験の無い方が、社内SEになろうと思うと、すごく大変です。
多くの企業に応募する必要があり、職務経歴書の書き方や面接対策なども綿密に練らなければなりません。
とにかく、時間と労力がハンパなくかかります。
社内SEに簡単になる方法
そんな時間と労力を無駄にすることなく、社内SEになる方法があります。
それは
「派遣社員から成り上がる!」
という方法です。
現役バリバリ社内SEであり、採用にも関わる私からすれば、これが現実的としか言いようがないのです。
派遣社員で大丈夫なの?
そんなことを言うと、こんな返事が戻ってくるはずです。
「今のご時世、派遣社員なんて大丈夫なの?」
たしかに、入れ替わり立ち替わりが激しく、安定しない派遣社員になるなんて、正社員で働く方からしたらトンデモない話ですよね。
しかし、社内SEの実情を知る立場からして見れば、
「中途で社内SEを正社員で雇うなんてムリ」
「派遣社員で雇って正社員にした方が楽」
と常に思っています。
現役社内SEが語るここだけの話
これから語る内容は、社内SEの採用に関わる者だけが知っていて、さらには大手転職サイトで語られることは決してありません。
ここだけの話です。
あなたはこれを読むことで、社内SE求職の裏事情を知ることができ、それに沿った効率の良い転職対策を取ることができますので、ぜひ最後まで付き合いください。
社内SEになるのはどれくらい難しい?
さてさて
「派遣社員から社内SEを目指せ」
と、なぜそんな回りくどいことをする必要があるのでしょう。
それは何度も言うようですが、中途正社員で社内SEになるのは難しいからです。
社内SEの倍率
社内SE正社員の求人倍率は
50倍
が、相場と言われています。
一人の枠に対し、50人もの方々が殺到する状況であります。しかも一部上場Sierのプロパー様のような、優秀な方々も多く集ます。
つまりは、志願者の質も高いということ。
私のようなFラン大卒の下請けエンジニアは、戦う前に大きく出遅れていたのです。
社内SEになるための必要なスキル
社内SEの求人で好まれるスキルは、以下のようなものです。
・ステークホルダーとの折衝能力
・コミュニケーション能力
・上流から下流までのシステム開発スキル
また、以下のような経験も有利とされています。
・ITコンサルタント
・プロジェクトマネージャー
・システム開発における上流工程
上記のような経験やスキルを耳にしたとき、下請けSierで酷使されている方々は、こう声をあげるはずです。
「そんな立派な経験もってるわけねーだろ!」

プロマネ経験なんかあるかい!
⋯⋯と。
そんな経験あるなら、ずっと続けますよね。稼げますし。
社内SEになるための志望動機
それじゃあ何でそんな優秀な方々が、わざわざ社内SEになるのかといえば、こういう志望動機を持っていらっしゃるのです。
社内SEの志望動機は「家族」
以下、ベンダー側から社内SEなった方の体験談です。
妻から「早く帰ってきてほしい」という言葉をきっかけに、早く帰れる仕事、且つ、やりがいがある仕事をしたい、と前々から思ってたので、転職を決意しました。
(これで妻と僕のお互いがお互いを想っているのにケンカになる、という日々から脱出できました)
この方は「仕事にやりがい」を求め「家族との時間も大切したい」と、実にご立派な精神をお持ちです。
続いて⋯⋯
私生活面では結婚し1年が経過し、ちょうど子供を授かった頃のことです。
将来的には首都圏に一戸建てを立て、安定した生活をおくりたいと思っておりました。
(中略)
ところが、劇的に削減された残業時間によって、私の年収もまた下がってしまいました。
この方は「残業が減らされた困った」方で「家族を守らなければ」と思う、志の高い方です。
「家族との時間を大切にしたい」
そんなご立派な志を示そうとも、彼らに潜む思いはつまるところ、
「楽したい」
ということです。
社内SEは楽なのか?
激務に疲れたPLやらPM。
「あ~、お客さんになりて~なぁ~」
ベンダーにいた頃の私の口癖も常にコレでしたが、楽なイメージの強い社内SEに憧れを持ち、社内SEに対して優秀な人材が殺到している現実があります。
社内SEは本当に楽なのか?
「隣の芝生は青く見えるだけ」
当然、社内SEなりに苦労があることも間違いないと、思っていました。しかし、それでも毎日終電などいう地獄を味わっていることはないだろうと。
紆余曲折あり、晴れてお客様側になった私ですが、実際に「芝生は青かった」のでしょうか。
結論、社内SEは楽でした。

芝生は青かった
何をもって楽なのかと言えば、少なくとも残業は少ないです。
ですが「残業が少ないから楽」という評価は、個人の感覚に依存するところが大いにあるかもしれません。
この後の話は「残業が少ないから楽」という感覚を前提に、話を進めることをご了承ください。
社内SEの立場
なぜ残業が少ないかと言えば、社内SEのポジションの特性が大きな理由です。
社内SEは内勤部門
社内SEの多くは「情報システム部」と呼ばれる内勤部門に所属するはずです。
内勤部門は、実際にお金を稼いでくる事業部門とをサポートする役割。コストも出来る限り抑えたい存在なので、残業は抑制傾向にあります。
そうなると、必然的に締切に追われるような仕事は少なくなります。それが楽な仕事と言われる由縁です。
社内SEはコストセンター
企業は内勤部門の増員に、大変消極的です。
ちなみに私の部署、及び内勤部門は万年人手不足。派遣さんの入れ替わり立ち替わりが激しいです。
「正社員雇えばええやんけ!」
と思うのですが、実際にお金を稼いでこないところに、コストのかかる正社員を投入したくないのが、経営層の本音。
人は欲しいけど、簡単には増やせない。
それが内勤部門の宿命です。
社内SEを正社員で雇うといくらかかる?
正社員って、実際どれくらいコストがかかるのでしょう。
私の場合を想定してみたところ、派遣で雇われていたころに比べると⋯⋯
年間で約100万円の差
という結果になりました。
お暇なら、その内訳をどうぞ。
******************
【正社員】
コスト 約560万円
●年収 約480万円
・基本給:¥250,000×12
・交通費:¥26,000×12
・諸手当:¥25,000×12
・賞与(2回):¥600,000×2
●保険料など 約85万円
・健康保険料:¥15,000×12
・厚生年金:¥27,000×12
・労災保険:¥20,000(年間)
・雇用保険:¥28,000(年間)
・福利厚生費:¥20,000×12
・退職金積立:¥5,000×12
【派遣】
コスト 約450万円
●年収 約350万円
・時給:¥1,850
●マージン 約95万円
・約27%
正社員の社会保険料等の計算は、以下が詳しいです。
正社員を採用したい!月収30万円の人を雇う費用はいくらかかるか検証
******************
ウチの会社の場合、内勤部門に正社員が10人集まれば、年間1000万円のコストです。売上に直結しない人材なので、丸々コストです。
そりゃ、消極的になりますわな。
また、正社員は簡単にはクビにできません。
使えない人材を正社員に雇うことは、経費以上の損失が考えられ、大変なリスク。
そんなリスクのある人材が内勤部門に正社員として配属されるとなれば、社内稟議は慎重にならざるを得ないのです。
社内SEになる現実的な方法
つまり、何が言いたいかと言うと、
「内勤部署の就職は派遣採用が現実的」
ということです。
私の会社の内勤部署も、新卒の方と派遣あがりで社員になった方がほとんど。
「そういや、中途正社員で入った内勤の人っていたっけ?」
「⋯⋯あ、いるけどコネだ」
振り返ってみるとそんな始末なんですが、どんな企業でも中途正社員で内勤部門の人を雇うなど、よっぽどの事情がない限り、あり得ないのです。
社内SEの転職事情まとめ
社内SEの転職事情についてまとめてみると、以下のようになります。
社内SE正社員の求人数は少ない
コストセンターとなる社内SEを正社員で雇うということは、その企業は超儲かっていて、IT投資にも積極的な企業。
→そんな企業は数少ないので、求人の数も限られる。
社内SE正社員は競争率が高い
社内SEは楽なのでベンダー側の人間に人気があるから、放っておいても人はたくさん集まる。
→競争率が必然的に高くなるので、プロマネ経験のある優秀な人材が有利になる。
社内SEは派遣採用が現実的
そこそこ儲かっている程度で、IT投資にも消極的。そんな日本の大半の企業における内勤部署の人員確保は、派遣採用が普通。
→内勤部署である社内SEは、派遣社員から目指すのが現実的。
社内SEの給料
社内SEのイメージとして、こんな声もちょいちょい聞きます。
「残業時間も少なくて楽な分、給料も安いんでしょ?」

給料は少ないのか?
そりゃあ、楽だと言われる仕事なんですから、当然報酬も少ないのだろうと思うのは、たしかに自然な流れですよね。
私も、給料が減ることは覚悟していました。
実際のところ、どうなのでしょう?
社内SEになって給料どうなった?
私は下請けSierによるSES、フリーランスエンジニアを経験してきましたが、今は社内SEという仕事で落ち着いています。
締切に追われる仕事もなく、毎日が定時退社のホワイト環境。
空いた時間はセミナー参加で自己研鑽。
有給を取って家族と旅行に出かけることも多いです。
それでいて、年収は500万以上。
ベンダーにいた頃よりも高い給料をもらっています。
高学歴じゃなくても、ニートの経験があっても、社内SEになれば私のような生活ができるんです。
社内SEの給料は安くない
結論として、
大手企業の基準と比較すれば安い
中小企業の基準と比較すれば普通
ということなんです。
①一部上場ITベンダーのSEやらPM。
②一部上場非IT企業の社内SE。
広い意味でとらえれば、
①実際にお金を稼いでくる事業部門。
②その裏方に回る間接部門。
どちらの給料が良いかと言えば、前者であることは言うまでもないですよね。
ただし、これが中小企業となると、話が変わってきます。
社内SEと客先常駐エンジニア
私はIT業界に転職した後、3次請けだか4次請けだか、客先常駐させるしか能のない下請けSierにいて、酷使されてきました。
中小企業のエンジニアの非道な扱い
SESを主体とする会社は、低単価案件に大量の人員を送り、社員に払う給料の差額で儲けていますから、いかに技術者の報酬を下げるかが、経営の鍵になります。
その特性から、営業できる人、つまりは客先に送り込んで単価調整ができる人しか評価されません。技術職の方のお給料は低くなりがちです。
技術職は安月給なうえにクソが付くほど忙しいですから、非効率極まりありません。

過酷な下請けエンジニア
奴隷精神を持って働かされるエンジニアの方々で支えられているIT業界の構造。
それが歪すぎることに論を待たないと思っているのは、私だけでないことを願っておりますが。
中小企業の社内SEは効率が良い
多重請負構想批判はさておき。
大手Sier様の上流工程で仕事をされた方々が社内SEになった場合、年収の低下は覚悟せざるを得ないでしょう。
しかし一方、下請けSierで搾取されてきた方々の場合、給料は変わらないか、少々上がります。
時間的な拘束はなくなる上、給料は変わらなくなるわけですから、効率はものすごく良くなります。
客先常駐エンジニアは搾取される
あなたが、このまま客先常駐を続けていると、安月給でこき使われることになります。
そんなブラックな働き方を続けていても、絶対に幸せにはなれません。
結婚したいと思っても、相手を見つける暇も、口説き落とす為の財力もできません。たとえ結婚できたとしても、時間もお金もない生活は、確実に家族を苦しめます。
何より、身体を壊して働けなくなるという最悪のリスクも付きまといます。
社内SEへの転職方法
ブラック企業に安月給で客先常駐されたくないなら、逃げるしかありません。つまりはそんな会社からはとっとと転職しろってことです。
転職する為には、転職サイトに登録しないと何も始まりません。
そして、転職サイトに登録するのはタダです。
何のリスクもありません。
案件から探す
私はまず、案件ベースで社内SEの仕事を探すことから始めました。そこでお世話になったのは『リクナビ派遣』です。
職種を「ヘルプデスク・ユーザーサポート」で選択して検索すると、社内SE案件が続々とでてきます。
勤務地や時給など、あなたの条件に合った案件があったら、まずは難しいことを考えず仕事にエントリーしてみましょう。
おススメの派遣元
仕事にエントリーすると、まずはその仕事を仲介する派遣会社に来社するよう、促されます。私も多くの仕事にエントリーし、多くの派遣会社に伺いました。
そこで感じたことは、以下のようなことです。
「派遣会社にも良し悪しがある」
社内SE案件の多さ、営業さんの対応、会社の規模や雰囲気などなど、派遣会社にもピンからキリまであるんだなと感じました。
多くの社内SE案件を見回り、最終的に私が選んだ仕事は「パーソルテクノロジースタッフ」による紹介のものでした。
私の場合、紹介された案件の勤務地が自宅に近くて通いやすく、時給も生活に困らない水準だったので、結果的に当社にお世話になる形でした。
しかし、形はどうであれ、パーソルテクノロジースタッフさんにお世話になれたことは、とても運が良かったと言えます。
その理由は、簡単にまとめると以下の3つです。
1派遣事業の超大手
2社内SE案件の数が多い
3交通費全支給
パーソルテクノロジースタッフから派遣の社内SEとして潜り込むことは、残業無しで年収500万の日々を送る最短距離です。
派遣から社内SEになるステップ
仕事にエントリーしたら、派遣先との面接が待っています。
面接って緊張しますよね。
コミュ障の私は面接が大の苦手で、面接の前には多くの時間をかけて自己紹介や質問の答えを考えていました。
社内SEの派遣面接は楽すぎ!
しかし、社内SEは派遣社員で採用されるのは超簡単なので、準備に時間をかける必要なんかありません。
面接では派遣会社の営業の人も同席してくれます。返答に困ったらフォローしてくれるので、面接が苦手な方でも安心です。
その点は営業さんの良し悪しもありますが、先ほどご紹介差し上げたパーソルテクノロジースタッフさんであれば、優秀な方が揃っているのでご安心を。
コミュ障の私の場合ですら、1社目の面接で採用を頂きましたので、採用の敷居はかなり低いです。
社内SE派遣の競争率は低すぎ!
なぜ、社内SE派遣採用の敷居は低いのでしょうか。
その大きな理由は、ITベンダー経験者で、派遣から社内SEを目指そうとする人が少ないからです。
逆に言えば、ITベンダー経験者のほとんどは、正社員で社内SEを目指そうとします。その競争率が高いのは、先ほど申し上げた通り。
相手はIT未経験のおねえちゃん
では、どういった人が社内SEの派遣面接に来るのかと言えば、ITは全くの未経験の方々。
「とにかく仕事を探さなきゃ!」と思う方々が、その門を叩いてきます。
そんな状況ですから、
IT未経験のおねえちゃん
が、多く集まってきます。
IT業界経験者は独り勝ち状態
そんな仕事がなくて困っているおねえさん方のなかに、元ベンダーのSEやらエンジニアが入ってきたらどうなります?
完全に独り勝ち状態w
それは言うまでもないですよね。
安いコストで一から育てようと思っていたところに、思わぬ即戦力。コミュ障の私があっさりと採用されたのも、至極納得できるというわけです。
派遣から社内SEになる生活
派遣で社内SEになるのは簡単ということは、お分かり頂けたかと思います。
が、しかし⋯⋯
「派遣のお姉さんと同じような扱いで、食っていけるの?」

派遣女性と同じで大丈夫?
というツッコミを受けていることでしょう。
その点も、ご安心ください。
結論から言うと、私は派遣社員の時でも、以下のことを達成していました。
1妻と子供一人を養っていた
2毎月2~3万は貯金していた
3家のローン月11万円を払い続けられた
そんな大きな贅沢は出来ないにしても、生活に困窮するようなことは、絶対にありません。
そのからくりを、お教えいたします。
社内SE案件の給与
3次請け以降のSierとはいえ、腐っても正社員。その地位を守っている方々からすれば、派遣という身分に不安は拭えませんよね。
その不安を解消する回答として、
「IT派遣の時給はめちゃくちゃ高い」

IT派遣の時給はハンパねえ
という特性があります。
開発やら設計の上流工程なら、
時給3000円を超え「キャバ嬢もビックリ案件」
が、珍しくありません。
しかも、厚生年金やらの社会保障も揃える派遣元が大半。正社員とバックグラウンドの待遇も大差ありません。
社内SEの派遣時給は?
とはいえ、これが社内SE案件だと、時給が開発並というわけにはいきません。内勤という立場になるので、報酬はやはり抑えられてしまいます。
とはいえ、IT業界経験者だった私の場合は、以下の通り。
時給1800~1900円程度
月額手取り25万円程度はキープ
これが多いか少ないかは、個人の生活基準に依るところあるでしょう。しかし少なくとも、生活に困窮した記憶は一切ありません。
社内SEは派遣から正社員にすぐ成れる
とはいうものの、派遣社員でいる状況が長く続くのは、好ましいとは言えません。
明日には仕事がなくなるかもという不安がつきまとい、将来の見通しが立たないのは事実。
しかし、即戦力の経験者であれば、すぐに社員になれます。
「社員にしてくれなければ、別のところにいく!」
3か月程度派遣で働いていた私は、派遣会社の営業を通し、会社にふっかけてみました。
するとその約3か月後、正社員になっていました。

他に行くなんて言わずにさぁ⋯⋯
つまり、派遣で働き始めてから半年程度で正社員になれたのです。
面接ではなく仕事ぶりでアピール
日本人は総じて真面目で一生懸命働くものですが、表現するのは苦手です。
つまり、日本人は皆、面接が苦手なのです。それは私だけでなく、あなたも例外ではないでしょう。
面接でのアピールが苦手なら、普段の仕事ぶりでアピール
それを可能とするのが、派遣で働くということです。
転職市場で勝ち上がっていく人は、表現力に優れた珍しい人。そんな希少な存在になる必要はないのです。
派遣で働くことは、正社員面接の長期バージョンと思えばいいのです。
社内SEとベンダーSEのスキル
「面接は就職後も続いている」
だからとって、気を張って仕事する必要はないです。何せ、技術力が天と地ほどの差がありますから。
IT業界経験者はチート状態
元ITベンダーが一般企業の情報システム部門に来ると、その知識や技術力はチート状態になります。

元SEはチート状態
「え、こんなことも知らなかったの?」
仕事をしていて、そう心の中で叫ぶことは多々あります。
圧倒的な技術力の差で、すぐに正社員への道が開ける
このことは、実際に社内SEになった人のよくある経歴を示すことで、証明しましょう。
社内SEになった人の経歴
社内SEに転職できる人は、
「マネジメント経験あるって優秀な人」
と、先ほど言及しましたが、それは間違いなく、儲かっている数少ない企業だけの話。
大手転職サイト求人の実態
大手転職サイトには、儲かっている企業の求人しかありません。
大手転職サイトで紹介する実態は、あくまで一部を切り取った視点であり、大半の企業における社内SEの人員事情とは大きく異なるのです。
つまりその実態は、大半の企業に属する現役社内SEである私のような存在しか、知り得ないのです。
なので、それを今からご提示差し上げようと、思うわけです。
社内SEになった人の実情
私の勤める会社は、大手建設関連企業の子会社で、社員数1500人規模と、そこそこ大きいです。
経常利益率も5%程度と、業界内ではある程度の実績を収めています。
そんな「そこそこ儲かっている会社」の社内SEの経歴の内訳は、こんな感じです。
楽々の所属部署の正社員 計10名
・親会社から天下ってきた管理職 2名
・身内のコネで中途入社 3名
・大卒の新卒くん新卒ちゃん 2名
・他 3名
天下りやらコネ。または、大学を出てきちんとレールに乗ってきた優秀な若い方。そんな方々が半分以上を占めます。
正社員で転職してきた方はいません。
というか、
正社員の中途採用はやってないです。
前述の通り管理部門ですので、正社員の中途採用など、お上が許しません。

内勤に中途の正社員はダメ!
そこそこ儲かっている程度の企業、またはそれ以下の大半の日本企業。
そこにおいて、輝かしい経歴を持たない人がいきなり社内SEの正社員になるには、政治的な要素が不可欠です。
社内SEに中途採用された人の実情
「他 3名」
ここをあえて曖昧にしていましたが、その内訳をご紹介します。
他 3名
・派遣あがりのIT未経験のおねえちゃん 2名
・派遣あがりの元ベンダーSEの楽々 1名
元ベンダーSEの私はさておき、IT未経験だった女性がいらっしゃいます。

女性も多く活躍中
求められる技術的な敷居は、事務のおねえさんクラス
社内SEの技術力なんて、そんなもんです。
そこに元ベンダーのSEやらエンジニアが入ろうもんなら、結果はお分かりですよね?
派遣から社内SEになっても問題ない理由
派遣社員になるという不安をお持ちの方へ、それが問題ない理由を下記にまとめます。
・派遣でも十分生活できるだけの給与がもらえる
・技術がチートクラスなので、すぐ正社員になれる
いきなり正社員になるのは難しい社内SEですが、どんな形であれ、潜り込んでしまえばこっちのもんです。
あなたが苦労して身に付けた知識は、社内SEになるための面接の武器にはなりませんが、社内SEとしての日々業務に活きることは、間違いないのです。
派遣からの社内SEは今がチャンス
ITベンダー経験者が、派遣から社内SEになるのは、競争率の低い今がチャンスです。
社内SEの正社員採用は難しく、対策に時間をかけなければならないと、誰もが思っているのです。
社内SEは派遣からであれば簡単に採用され、その後すぐに正社員になれることに、誰も気づいていないのです。
それらの事実に多くの人が気付いてしまったら、状況は一変。社内SEは派遣から目指そうという人が殺到し、競争率が上がってしまいます。
幸いなことに、まだ派遣採用枠に事務のおねえさんクラスの人しかこない状況は、私の会社でも続いています。
ITベンダー経験者にとってチートな状況は、まさに今だけなのです。
ベンダー経験のある社内SEが必要
活きた知識を持つ社内SEは、実に少ないのです。何せ私の会社では、私一人しかいませんから。
IT業界の実情が分からない社内SE。
彼らが最上流工程で好き勝手するからこそ、炎上プロジェクトが蔓延し、エンジニア達が苦痛に耐えなければならないのです。
IT業界全体が働きやすくなる為には、経験と知識のある社内SEが必要です。私には、そういった社内SEがもっと増えて欲しいという強い思いがあります。
どんな形であれ、社内SEになって欲しいのです。
ベンダー側で浪費しているエンジニアの方。そして、お客さん側に回りたいと思っている方。
共にIT業界を、最上流の目線で変えていきましょう。
それには、派遣社員からの社内SEが、最も近道です。
社内SEになるための最短距離
『リクナビ派遣』など、案件ベースで仕事を探すのは、勤務地や時給にマッチしたものに出会いやすくなりますが、中には怪しい派遣先の仕事もあります。
信頼のおける派遣元に登録し、ご自身の状況をヒアリングしてもらい、お仕事を紹介してもらう形が理想です。
おススメの派遣元
改めてご紹介しましょう。
派遣社員から社内SEを目指すなら「パーソルテクノロジースタッフ」への登録を推奨します。
私の場合、紹介された案件の勤務地が自宅に近くて通いやすく、時給も生活に困らない水準だったので、結果的に当社にお世話になる形でした。
しかし、形はどうであれ、パーソルテクノロジースタッフさんにお世話になれたことは、とても運が良かったと言えます。
その理由は、簡単にまとめると以下の3つです。
1派遣事業の超大手
2社内SE案件の数が多い
3交通費全支給
パーソルテクノロジースタッフから派遣の社内SEとして潜り込むことは、残業無しで年収500万の日々を送る最短距離です。