
オラ(Hola)
自給自足の生活が出来るというドミニカ共和国に驚愕する楽々です。
世界にはそんな肥沃な環境もあるんだなと羨望の眼差しを浴びせる一方、食料自給率が低いことこの上ない我が国。
しかし、そんな食料自給率の低さには、或る陰謀が潜んでいることをご存じでしょうか?
食料自給率はなぜ低い?
同僚の会話で「日本の土壌が死んでる」というワードが耳に入ってきました。
確かに昔から日本の食料自給率が低いと言われ、海外からの輸入に頼らなければ日本人は餓死するなんて言われてきましたけど、実際どうなんでしょ?
グーグル先生に「日本の土壌 死んでる」と尋ねてみましたが、その見解を裏付けるような文面は見当たらず。日本は作物が多く育つ環境がないから食料自給率が低いという論理に、ますます疑問を抱いたワタクシ。
さらに先生に「食料自給率 低い」と尋ねてみると、思わず愕然としてしまう見解を示されていました。
食料自給率はカロリーベース?
下記によると、日本の食料自給率はカロリーベースで計算されているとのこと。
https://www.sankei.com/premium/news/150504/prm1505040004-n1.html
まとめてみますと、カロリーベースによる食料自給率は農林水産省が独自に試算した数値で、国際的には標準外であるとのこと。
そして廃棄食品も分母に含まれ、それが異様に多い日本は食料自給率が低くなる宿命にあると。さらには、海外のエサを食べて育った動物は国産とみなされないようです。
つまり、日本の農場で育った鶏の卵であっても、鶏が海外のエサを食べてれば国産の卵とはみなされないというトンデモ論⋯⋯。
意図的に低くしているとしか考えざるを得ませんねぇ。
食料自給率と天下り
食料自給率のグローバルスタンダードは、生産額ベースであると上記の著者殿は謳っていらっしゃいます。生産額ベースの日本の食料自給率は70%近くあり、他の先進国と比べても見劣りしない数値だそうです。
衝撃的だったのが、以下の見解。
“先進国で最も低い自給率”という文言で国民の危機感をあおり、自給率向上の必要性を訴えることで、農水省は生産力向上に向けた関連予算や補助金を確保したいのだろう
すべてはコメの減反維持存続政策のためで、農協と天下り団体の生き残る道を作ることが目的で、農水省としては予算獲得のための方便として“有効な指標”だったのでは
要するに、農林水産省のお役人様が天下りをしたいが為に、日本の食料自給率は低いと国民に刷り込ませているのではと。
たしかにスーパーで買い物をしていても、外国産の野菜やら肉魚が多数を占めているようには思えないんですよね。けっこう国産表示が目立ってます。国産70%・外国産30%という数値は、実に的得ているような品揃えですわ。
上記の類推が正しいとすれば、日本の公的機関は相変わらず腐り切っているという主張に落ち着きます。結局のところ、よくある批判に終始する事態に陥るのは、この国に生きる人間としては実に悲しいものです。
食料自給率に騙される子供たち
遥か昔の記憶になりますが、たしかに小学生のころの社会の授業では、日本の食料自給率は低く、ほとんどの食料は外国産に頼っていると教えられてきました。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4098
それが農林水産省の入れ知恵で作られ、既得権益の維持のために刷り込ませる意図があるとすると、怒り以外に覚えるものがありません。
いい国(1192)作ろう鎌倉幕府はもはや死語ともいわれる昨今、コロコロと刷り込まれる知識が変わる日本教育の迷走。日本教育は我慢体質を刷り込ませるためだけのシステム、国家公務員を養わせるための奴隷を作るシステムなんて誰かが言ってましたけど、どう転がってもお役人は実に信用できない存在です。
それは努力を怠った支配される側の弁。悔しかったらら支配する側(官僚)になる為に勉強しろってことなんでしょうけど、生まれた環境で受けられる教育の質に差が出てしまう以上、下剋上を起こす機会すら与えられないこの国。平等なんて言葉はこの国にありません。
「すべて国民は、法の下に平等であつて⋯⋯」が既に遵守されていない現状。憲法がそんな軽薄な存在とするのであれば、話題の第9条も勝手に破って武力行使でもなんでも出来てしまう理屈が成り立ってしまいます。憲法改正しようなんて某与党は言ってますけど、守る必要ないなら変える必要なんてないのではと。
上記はあくまで皮肉ですけど、とにもかくにも、お勉強をされて偉くなったお役人は、もう少し「Win-Win」という概念を大事にして欲しいと切に願います。