
ぐーてん たーく(Guten Tag)
年休消化率が常に100%というドイツを崇める楽々です。
「年休消化率常に10%を切る社畜体質ですけど、何か」と意味もなくドヤ顔で語る私はともかく、ドイツは年休消化率は極めて高いらしいですが、管理職の割合もまた、少ないみたいです。
出世欲がないとされるドイツ人。かつては三国同盟を共にしたように、日本人も同じくして、出世欲を失う人が多くなっているとのこと。
出世しない生き方は幸せか?
今の日本、出世したくない人の割合が6割を超えたそうです。
常に楽することしか考えないワタクシにとってみれば「そらそうだ」と一言で片付けたいところですが、年功序列社会の崩壊が国民の欲求レベルまで侵食しつつあるなと感じ、なかなか由々しき事態だと思う次第。
なぜ出世したくない?
なぜ出世なんかしたくないと思う人が増えたのでしょうか。一般的に言われているのが⋯⋯
①ライフワークバランスを充実させたい
②責任を取りたくない
③出世しても報酬に見合わない
なんてところです。
上記3つの中でも③に関してはなかなか厄介な問題かと存じます。一昔前、とにわけバブル崩壊以前は、役職に見合う報酬、さらには引退後の保障があったからこそ、拘束時間と責任の重さに耐えることが出来たのではと想像します。
年金が70歳にならないと支給されないだとか、老後に2000万円用意しとけだとか、そんな状況で神経擦り減らして働きたいなどと、気違いな要求を持つ方は、少数派になって然りかと。
出世しなくても生きていける?
マクロ的な視点で眺めたところで、実に利己的なお役人の方々の批判と、彼らに対する僅かな期待に終始してしまうので、現実的に個人で出来ることを考えてみましょう。
一生、平社員のままで大丈夫なのか?
出世したくないとはいえ、役職を持たないミドル層には、そんな一抹の不安がよぎっているのではと思います。
年収400万もあれば十分じゃない?
生まれながらに人生楽することだけを考える専門家のワタクシが考えるに、楽することと贅沢することは相反することだと主張したいです。
何を当たり前のことを言っているのだと、鼻で笑われていらっしゃる方もいるかと存じますが、この法則を理解している人がなかなかいない。
贅沢を手に入れるにはリスクを負う必要が多分にあるのです。たくさん給料もらって遊び倒したい、子供を良い学校に入れて自慢したいなどと思うなら、出世して責任を負うなり、それ相応の対価を払わねばならんのです。
私にとってみれば、年収400万で妻子ある身分というのは、十分すぎます。さらには、夫婦共働きで世帯年収600万くらいに達すれば、子供も大学に行かせることくらい、問題ないでしょう。
人生楽することを考える専門家として「楽の極み」をひとつ挙げるとすれば「楽すること=欲を捨てること」なのかと思っています。
出世しないで生きるには?
出世しないで生きたい、責任から逃れたいと思うのであれば、まず欲を捨てましょう。
ブランド品で身を固めたい妻を満足させたい、子供を一流大学に入れさせたい、周りからとにかく良い目で見られたい。そうしたことを考えなければ、苦しむことなく生きられるはずなのです。
出世しなければと思う方は、心のどこかで贅沢を考えているのではないでしょうか。金銭的な充実、あるいは社会的地位といった類のステータス。それに対しリミッターを設けることが肝要です。
この駄文が、妻子ある生活が送ることができれば十分と思うに至り、国民の大半が出世欲を捨てる一助になることを僅かながらに期待しております。
私の夢想する「国民総楽計画」の完遂。みなさんも何かを強く追い求めることを止めましょう。